『クッキング快楽宣言』レシピ挑戦

はじめまして。梧桐書院北陸営業担当のUと申します。

息もしづらくなるような蒸し暑さが続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
弊社の営業は暑さにもめげず、順調に歩数を稼いでカロリーを消費しているようです。

私はといえば、連日車での営業ですので、運動の「う」の字もないような生活をしております。しかも、胃袋は弱るどころか、気温に比例して活発化する始末。

ここ2~3ヶ月で5㎏近く太ってしまいました(ま、マズイ)。

そんな食道楽な私に、禁断の1冊が刊行される運びとなりました。

土屋敦 著『クッキング快楽宣言』
半自給自足生活を送りつつ生活総合情報サイト「オールアバウト」では「男の料理」コーナーでガイドを務める料理作家 土屋敦が提案する「作るのがとても楽しい、自分が食べたい、自分のための料理」が満載!!

・「さんまサンド」を作ろう
・牡蠣の入った手羽先ギョーザ、「手羽牡蠣」だ
・カラメリゼしたリンゴのプリン

なんですかこの文字通り食指をのばしたくなるラインナップは。
ゲラを手にした途端、写真に釘付けになってしまいました。
余計な手を掛けすぎず、食材が鮮やかに映える料理の数々。
そして何より、文章から土屋氏が料理を心から愛していることが伝わってきます。
切ること、焼くこと、煮ること。ひとつひとつの作業に戯れ、歓ぶ様子が伝わってきます。

目を通し終えると、すっかり触発されてしまい、その週末はいそいそとスーパーに出かけていました。

土屋氏のレシピから、初めて挑戦したのは、「焼きナスのマリネ」です。
この料理トルコでは定番だそうで、ちなみにこちらがお手本です。

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つたない料理を披見して、新刊の評判を落としはしないかとビクビクしていますが、

ままよ、仕上がりはこちらをご覧ください(とさりげなくブログへ誘導)。

http://ameblo.jp/twitting-pic/

魚焼きグリル(トルコ式はフォークに刺して直火で炙る)で焼いたナスの皮を剥き、フォークの背で潰し、オリーブオイル、レモン、ニンニク、塩を加えただけのシンプルな料理です。
しかし、これが美味いのなんの。とろりと焼けたナスにオイルのコクがマッチし、レモンで後味はスッキリ。すりおろした生ニンニクが刺激となって箸がとまりません。今回はオイル系パスタと食しましたが、バゲットなどにも合いそうです。
そして、「焼く」という行為の楽しさを改めて感じる料理でもありました。

他の料理の準備はあらかた終わらせて、ナスが焼きあがるのをグリルの前で待つ。
時々、汁が蒸発する音がして、グリルを開けると、破裂防止に開けた穴から、ぶすぶすと湯気があがる。冷たいビールをあおりながら熱いナスを触る。至福の時間でした。

新刊料理本の魅力、ほんの少しでもお伝えできたでしょうか。
今後も拙いながら土屋氏のレシピに挑みたいと思いますので、生暖かい眼で見守ってやってください。

本格的な夏の訪れを前に、書店様の売場は、ダイエット本が百花繚乱。カロリー消費は、そちらにお任せということで、とりあえず、暑い夏の晩酌のお供に、いかがでしょうか。

※太ったのは私の不摂生が元凶で、土屋氏のレシピは非常にヘルシーですので、念のため。

2010年7月 5日